宝物のような日々

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有岡くんへ

まずは第46回日本アカデミー賞新人俳優賞の受賞、本当に本当におめでとうございます;;

 

有岡くんの「シン・ウルトラマン」への出演が解禁された朝、当時高校生だった私は、"なんて幸せな夢だ…"と二度寝。その後寝坊しかけて飛び起きるとやはりSNSのトレンドには有岡くんの名前が。
信じ難いビッグニュースに驚きと嬉しさと興奮で涙が。学校に着くと友達が、「おはよう!ウルトラマン!」と楽しく迎えてくれたのを今でも覚えている。


特撮。

当時の私には難しく、足を踏み入れたことがない世界で。その作品に出演が決まった大好きな有岡くん。ざっくりと、"凄い"という事だけはわかったが、詳しい内容や役柄はそこからしばらく未解禁だった為、まだ"凄い"という事しかわからなかった。

後に続々と情報が解禁され、公開された映画を観に行って、"凄い"の一言じゃ片付けられない感動と興奮を全身に浴びました…。

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初めて映画館に足を運んだのは、公開日翌日の夜。
ほぼ満席の劇場で、お仕事終わりのサラリーマンの方に囲まれて見たシン・ウルトラマンが忘れられない。
見終わった後、前からも後ろからも

「滝くんの人凄かった」
「あのジャニーズの子が良かった」

と明らかにJUMPファン以外の方からの本音が聞こえて、エンドロールで3番目に流れる「有岡大貴」の文字を思い出して、帰りの電車で涙がこぼれた。

そしてSNSで有岡くん関連のワードを入れて検索すると、JUMPファンのみならず映画を見た一般の方、更に特撮ファンの方からの有岡くんの演技を絶賛する投稿で溢れかえっていて、その一つひとつを噛み締めながら、有岡くんへの尊敬の気持ち、大好きな気持ちが積み重なっていった。

 

 

全体を通して夢と浪漫が詰まった中で、有岡くんが演じられた「滝明久」がもっとも人間味のあるキャラクターで、滝がスクリーンと客席を繋ぎ、人類の葛藤や弱さ、脆さ、その先にある希望を繊細に体現していた。観客一人ひとりの鏡となり、更に人類滅亡をかけたクライマックスのキーマンとなる重責を担った有岡くんが本当にかっこよかった。

 

撮影前にはいただいた資料集の解説を目に通し、頭に入れた状態を作った為、ある程度理解をした上でセリフを覚えていった。
大量の科学誌で高次元について勉強し、"全宇宙を支配する数式"を覚えてスラスラ書けるようになるまでに身につけた。
他の出演者がわからないような次元の台詞を、有岡くんはそれなりに理解した上で発していた為、現場では何度も拍手が湧いていた。


この計り知れない努力の数々…それをライブや他作品の打ち合わせ、他の仕事とも並行しながらこなしていたと思うと頭が上がらない…。

それでも有岡くん本人は、その努力を自分からアピールする事はなくて、大変な瞬間や乗り越えなければいけない壁があっただろうに、「楽しかった!」と笑顔で振り返っているのだから恐ろしい。
受賞に関するインタビューでも、自分の事よりシン・ウルトラマンチームへの感謝や、家族、メンバーの話がたくさん上がっていて、

"もっと自分の事を話してもいいのに!"
"もっと天狗になってもいいのに!"

と少し悔しくなってしまう笑。


でもそんな有岡くんの謙虚や誠実な姿勢、お仕事に対して真っ直ぐ楽しく向き合えるところが大好きだ。


有岡くんが時間をかけて、身を削って、作品と役と向き合った結果、多くの方に称えられ、JUMPファン以外の方の心にも残り、賞としてその努力が報われる形になって本当に本当に幸せだ;;


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"新人俳優賞は最初で最後"

 

「NEW CINEMA FACE 2023」のポスターを初めて見に行った時、嬉しくてかっこよくて誇らしくて、いつまででもそこに居られるほど幸せだった。
有岡くん目当てに訪れたファンの方も絶えず、通りかかった一般の方も有岡くんにリアクションされていたのが嬉しかった。

結果、期間中私は毎週通ってしまった笑。
何度見てもかっこいい…ため息が出るほどかっこいい。


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アカデミー賞授賞式当日は朝からそわそわして仕事が手につかず、定時退勤をキメてお花とケーキを買って帰りました。


レッドカーペットで一番初めに登場し、あの華やかな舞台で、たくさんの拍手を浴びて、真っ直ぐな瞳で堂々と歩いている有岡くんを見て涙が止まらなかった。ちなみに初見は職場のお手洗いです(仕事しなさい)


スピーチでのこの言葉も素敵だった。

「皆さんで映画を作る素晴らしさを改めて教えてくれたシン・ウルトラマンで受賞出来た事をとても嬉しく思います。」

有岡くんの紡ぐ言葉や人柄の温かさが溢れるスピーチにまた泣きそうになっていたら、その後プレゼンターだった西島秀俊さんの「皆さんは日本映画の未来です。」の言葉に涙腺のとどめを刺されました…(嗚咽)
キラキラした世界の裏ではたくさんの苦労があって、でもそれを含めて華やかで眩しいこの世界で活躍する俳優さん、裏方の皆さんに尊敬と感謝の気持ちでいっぱいだし、そんな世界の新しい未来を作っていくのが有岡くんたちなのだろうなと思うとあまりにも…あまりにも眩しい…泣。


もっといろいろな役が見たい。有岡くんが今後もスクリーンで輝く姿を想像してわくわくしています。

 

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「他のメンバーは楽器や演技など特技がある。自分には何もない」と、個性を求めてひとり旅に出た過去もある有岡くんが、こんなに大きな作品に主要キャストとしてオファーされて、共演者も怯む難役を熱演したシン・ウルトラマン

滝の表情が、声が、勇姿が、観た全ての人の心にきっと今も残っているんじゃないかな。

 

 

 

もちろんアイドルの有岡くんが大好き。
でもそれと同じくらい、俳優業で輝く有岡くんも大好きです。新人俳優賞、本当におめでとうございます💐